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長い間日記をつけなかった結果、はてなダイアリー市民でなくなってしまいました。市民であるとどんな特典があるのか興味はないのですが、以前はプロフィールに[はてなダイアリー市民]とあったものが[はてなダイアリー市民ではありません]と変わっているのはあまり気分のいいものではありません。これからは住民票を抹消されない程度には書いていこうと思います。★昨日「ただ君を愛してる」という邦画を見ました。実はこれでこの映画を見るのは２度目です。原作は読んでいないのですが、[恋愛写真]という小説が下敷きになっているようです。この映画の主演は宮崎あおいさん。先日結婚式を挙げられ、その席上でご両親に「私が将来子供を持ったら、私が育てられたように私も自分の子供を育てたい」というようなスピーチをされたと聞きました。親にとってこれほどの賛辞はないでしょう。今の世の中があるのは全て伝承によるものと私は考えています。今ある技術はある時急に発明されたものではなく、先人の知恵や工夫の中で生まれ、育ってきたものの結果です。技術の場合は使いやすさや安全性、耐久性など様々な改良が重ねられ、より高いレベルを目指すといういわば一方通行の道です。では人の心はどうでしょうか？大昔の人間よりも今を生きる人間の方が高いレベルの道徳観や倫理観を持っているかと考えると疑問です。話は横道に逸れますが、中日ドラゴンズの現監督の落合氏が現役選手だった頃、ある記者に年齢のことを尋ねられている映像を見たことがあります。氏は「歳とった今の方が昔に比べてはるかに野球は上手いよ。長くやってるんだからそうじゃなきゃウソだろ」と答えていました。人は人として生まれはしますが、人になるとは限りません。人となるには人として育てなければ人にはならないのです。西洋人は生まれたばかりの赤ん坊にも人格があるという考え方だそうです。私はそうは思いません。人格は育むことによって獲得するものだと考えます。　家の前に公園があります。誰かが食べたファーストフードの包み紙やジュースの空き缶などがそのまま放置されていることがあります。そこへ小さな子を連れた若いお母さん達がやってきます。ゴミを片付けるお母さん達を見たことは今まで一度もありません。きれいな服を買い与えることには興味があっても、きれいな環境で遊ばせたいとは思わないのか不思議でなりません。