2012-01-01から1年間の記事一覧

さようなら、中沢さん

漫画家の中沢啓冶さんが亡くなつた。歌とお酒の好きな人だつた。 ご冥福をお祈りします。

クリスマス登山または忘年山行

クリスマス・イブの忘年山行。場所は武甲山。この山からはセメントの原料が採掘される為どんどん山肌が削られてゐる。その為、元々の高さから50メートルほど低くなつてしまつた。僕が生きてゐる内に無くなつてしまふ心配はないだらうが、一度早めに登つて…

予習・復習・実践

昔から予習、復習なんてものとは縁遠く、その性質は半世紀経つた今でも変はらない。それでも山歩きをするやうになつてからは少しずつやつてゐる。性に合はぬからでは済まされない。準備不足は事故に直結する。さて、歩かうとする山を決めるのにはガイド・ブ…

伊豆ヶ岳

伊豆ヶ岳は人気の山だ。西武線の正丸駅には朝早くからハイカー達が集まる。 様々なところで紹介されてゐるので今更とは思ふのだが、せつかく登つてきたのでお話ししたい。 正丸駅を背にして右に眩暈を起こしさうな下りの急階段がある。これを降りて突き当た…

顔面詐称

選挙運動が始まつて騒々しい。街中のあちらこちらにポスターが貼られてゐる。 それには責任だの、決断だの行動力だのおよそ普段の政治家とは無縁の言葉が書かれてあつて見る方が恥ずかしくなる。顔写真も随分と嘘つぱちがあつて、いつたい何歳の時の写真を使…

人が住めなくなる世界

今月の十六日は衆院選。原発について進める、止めると各党それぞれ方針を打ち出してゐる。 増税の時は未来の子供達に借金を背負はせてはならない、と耳に聞こへのいい理屈を付けて 押し切つたのだが、原発で出た放射性廃棄物は未来の子供達の借金にならない…

関八州見晴台

今日の山歩きは関八州見晴台(かんはつしつゆうみはらしだい)にトライです。 西武線の西吾野駅からお休み処【吾笑楽】からスタート。歩き始めてすぐに高山不動尊を示す白いウサギの道標があります。それに従つて進むと今度はムーミンの道標が出てきます。坂…

自分との対話

僕は大人数で遊ぶのが苦手だ。だから一人、もしくは少人数で出来る遊びしか出来ないし、しない。それが自転車であつたり、山歩きであつたり、写真であつたりする。どれも集団でも出来るが、一人でも出来る。我侭だから人に世話を焼かれるのも焼くのも好きぢ…

人生の特等席

現在公開中のC・イーストウツド、エイミー・アダムスの映画を観て来ました。鷹の目を持つベテラン・スカウトマンのガス(C・イーストウツド)とその娘(エイミー・アダムス)の親子のお話。数々の名選手をメジヤーに送り出してきたガス。彼はパソコンもワープロ…

竈の数 / じやんけん

★朝日新聞の調べによると電力会社に籍を置いたまま議員になつてゐる人は99人に上るさうだ。(北海道から九州まで)そしてその99人のうち91人が給与所得者らしい。つまり議員としての歳費プラス会社の給料を貰つてゐるといふことだ。 なんとも羨ましい竈の数…

速読法について

速読法といふ本の読み方があるらしい。何でも物凄い速さで本を読むことが出来るだけでなく内容もきちんと頭に入るといふ。僕の嫌悪する評論家?のKK女史によると一日に4,5冊をこの方法で読んで知見を得るのだとか。ふん、ふん、それは素晴らしい。だが、…

「渡世人」その2★棒の折れ山

石月氏の小説は殆ど読んでゐるつもりだ。この「渡世人」は今まで読んだ作品と少し赴きが違つてゐるやうに思へる。シリーズ物の紋重郎は別にして他の小説の主人公は大概死んでしまつてゐた。ところがこの「渡世人」では板割の浅太郎は途中で死なず、井戸の縁…

「渡世人」石月正広 著

本を話題にしたのは十月ほど前だらうか。石月様からコメントを頂戴したのが最後だつたやうな気がする。その後、ある本を読み始め、躓き、暫くの間読書から遠ざかつてゐた。その原因となつた本は「透明人間の告白」といふSF小説。これは過去三十年間のベスト…

【ロツク・アウト】

♪リユツク・ベツソン制作といふので少しは期待して「ロツク・アウト」を観たが娯楽としても物足りない。★★★★★の50/100点 元々辛口な僕は辛口な採点をする傾向があるが、いい映画を観た後は(前回はコツホ先生と僕らの革命)更に厳しくなつてしまふ。「ロツク…

「コッホ先生と僕らの革命」

前日の天気予報を信じて今日の山行きを断念したのだが、お昼過ぎには本格的に降り出す筈の雨が降らない。やつと空が泣き出したのは夕方暗くなつてからのこと。こんな時間から降るのならば山に行けたじやないか、と憤慨するも後の祭り。このままでは一日の算…

SIGMA DP1S

中央に見へるピラミツドのやうな形の山は武甲山。撮影機種はシグマのDP1S。28mmの広角単焦点デジタルカメラ。ズームなし、十分な光量がないと駄目、起動、書き込みが遅く、モニターの性能も良くない。一般には敬遠されるカメラだ。じやじや馬と表現する人も…

食について

故米原万里氏の著作の中で、不味いものを食つてゐる民族は戦争に強いといふ意味の一文があつた。他国に侵攻した際、普段美味いものを食つてゐる兵士は現地での食に嫌気がさして士気が下がつてしまふらしい。反対に普段から粗食しか知らない兵士はどこに行つ…

「黄金を抱いて翔べ」「のぼうの城」「最強のふたり」

暇があれば映画を観に行く。先週は「黄金を抱いて翔べ」「のぼうの城」「最強のふたり」の三本を観た。先ずは「黄金を〜」から。井筒監督の映画を観るのは初めて。「パッチギ」などで評判になつたのは知つてゐたが、当時あまり食指が動かなかつた。性格が偏…

ちよつと・・・

日本ほど商品の包装が丁寧な国はないさうだ。世界中を見て回つたわけではないので事の真偽は定かでないが。確かにものを包むだけでなく、時には帯を掛けたり、熨斗をつけたり、それをまた風呂敷に包んだりと幾重にもする。それほど丁寧に扱はれたものは貰ふ…

魯仔喃亭の生ハム

川越市にあるスペイン料理のお店【魯仔喃亭:ろしなんてい】 年に3〜4回程度のお付き合ひだが、かれこれ十年近くなるだらうか。 お勧めは自家製の生ハム。これをオーダーすると豚さんの脚が載つたワゴン?と共にマスターが登場する。目の前でハムを切り(…

商道徳

随分前からヤフオクに参加してゐる。買ふばかりでなく売りもする。出品物は大概自分が精通したものばかりだ。カメラだつたり、時計だつたり、自転車のパーツだつたり。売る場合はかなり神経を使ふ。趣味性の高いものばかりだから機能はもちろんのこと、キズ…

L /R  自転車免許制度

★気が付けば半月以上もブログをさぼつてゐた。 今日のお題のL/Rとは右、左のことだが、ここで思想問題を取り上げる訳ではない。山では右側通行なのか、それとも左側通行なのかといふ話である。 公道では人は右側、車は左側と決まつてゐるが、山では特別決ま…

ATMニンニク汚染事件

銀行のATMでのこと。路面に建つてゐるといふか設置してある箱のATMである。 僕がそこに行くと既に箱の中にはYシヤツを着たサラリーマン風の男が中で操作してゐた。当然僕は箱の外で彼が出てくるのを待つことになる。そこへ女性がやつて来て僕の後ろに並んだ…

牛柄猫

毎晩我が家に餌をねだりにくる牛柄猫。以前より大分慣れてきた。それでも触つたのはまで二回だけ。それもほんの一、二秒のこと。野良としての警戒心は捨てきれない。牛乳が好物らしく多いときには四度もおかわりをする。猫も人と同じく食欲の秋なのだらう。

秋の新製品

最近ではデジタル一眼を使ふ機会がめつきり減つた。デジタルは専らコンパクトばかり。フイルムもライカ判は撮る気がせずブローニーだけ。思ひ起こせばデジ一は1年近く使つてない。 随分前には超望遠でカワセミなどを狙つた時期もあつたが、今では望遠を使ふ…

映画3題

先週は「デンジヤラス・ラン」(D・ワシントン)、今週は「天地明察」「鍵泥棒のメソツド」を観た。「デンジヤラス・ラン」はそこそこ楽しめる娯楽映画だつた。が、それ以上の感想も特に無い。時間潰しにはいいんじやないの程度のものだつた。「天地明察」、…

チビクワ死す

ひよんなことから今年から飼ひ始めたクワガタ。毎日手探りで世話をしてゐるのだが、昨夜オスのうちの一匹が死んでしまつてゐた。前日の様子では何も変化はなかつた。土の中ではなく、地表で手足を折り曲げ、オレンジ色の舌を伸ばしたまま死んでゐた。前回同…

コロンビア−ナ

封切られたばかりの映画「コロンビアーナ」を観た。脚本、製作は僕の好きなリユツク・ベツソン、監督はトランスポーター3 アンリミテツドで組んだオリヴイエ・メガトン。主演はゾーイ・サルダナ(カトレア役)で彼女はアバターのヒロイン、ネイテイリだつた…

クワガタを眺めながら

僕は無神論者だ。だが、現在飼育してゐるクワガタを眺めてゐると「神様はよくぞこんな小さな生き物をお作りになつたもんだ」と感心してしまふ。たつた数十ミリの体に頭があり、目があり、口があり、手足がありと概観の違ひはあれども人と何ら変はらない。羽…