2011-07-01から1ヶ月間の記事一覧

古本屋めぐり

僕の楽しみのひとつは古本屋巡りだ。ずつと以前は新品の本しか買わなかつたのだが、近頃は古本しか買わなくなつた。僕の勉強不足と感性のアンテナがいかれてきたのもあるのだが、実際飛びつきたくなるような新刊が少ないのもその理由だ。また都内の大型店舗…

読書記録

いつたい何時まで続くのやら自分としても心もとないのだが、調べた漢字や熟語をノートに書き写すことを始めた。今日からである。最初は五十音順にするべくルーズ・リーフを使ふことを考へたのだが、それをやめて普通の小さなメモ帳にした。だから辞書の体は…

哲学のない国

先日裁判所へ行つた時のことである。朝一番の審理は10時から始まる。10時から10時30分の間におよそ5〜7件の案件が詰め込まれ、以降30分刻みでほぼ同数の審理が消化されていく。案件の内容は「不当利得返還請求事件」が圧倒的に多い。この不当利…

白い夏の墓標

ここのところずつと帚木 蓬生の小説ばかりを読んでゐる。今日読み終へたのは「賞の柩」で、10年以上前に書かれたものになる。今まで読んだ氏の作品の中では「白い夏の墓標」が個人的には好きである。サスペンス調の小説は悲劇的な結末が多いものだが、「賞…

朝の光

日中気温が上がる前の少しひんやりとした夏らしい朝がずつとなかつたが、今朝は爽やかだつた。気持ちがいいのでノコの散歩時間も普段より長くなる。それでも軽く汗ばむ程度で済んだ。