2012-11-01から1ヶ月間の記事一覧

人生の特等席

現在公開中のC・イーストウツド、エイミー・アダムスの映画を観て来ました。鷹の目を持つベテラン・スカウトマンのガス(C・イーストウツド)とその娘(エイミー・アダムス)の親子のお話。数々の名選手をメジヤーに送り出してきたガス。彼はパソコンもワープロ…

竈の数 / じやんけん

★朝日新聞の調べによると電力会社に籍を置いたまま議員になつてゐる人は99人に上るさうだ。(北海道から九州まで)そしてその99人のうち91人が給与所得者らしい。つまり議員としての歳費プラス会社の給料を貰つてゐるといふことだ。 なんとも羨ましい竈の数…

速読法について

速読法といふ本の読み方があるらしい。何でも物凄い速さで本を読むことが出来るだけでなく内容もきちんと頭に入るといふ。僕の嫌悪する評論家?のKK女史によると一日に4,5冊をこの方法で読んで知見を得るのだとか。ふん、ふん、それは素晴らしい。だが、…

「渡世人」その2★棒の折れ山

石月氏の小説は殆ど読んでゐるつもりだ。この「渡世人」は今まで読んだ作品と少し赴きが違つてゐるやうに思へる。シリーズ物の紋重郎は別にして他の小説の主人公は大概死んでしまつてゐた。ところがこの「渡世人」では板割の浅太郎は途中で死なず、井戸の縁…

「渡世人」石月正広 著

本を話題にしたのは十月ほど前だらうか。石月様からコメントを頂戴したのが最後だつたやうな気がする。その後、ある本を読み始め、躓き、暫くの間読書から遠ざかつてゐた。その原因となつた本は「透明人間の告白」といふSF小説。これは過去三十年間のベスト…

【ロツク・アウト】

♪リユツク・ベツソン制作といふので少しは期待して「ロツク・アウト」を観たが娯楽としても物足りない。★★★★★の50/100点 元々辛口な僕は辛口な採点をする傾向があるが、いい映画を観た後は(前回はコツホ先生と僕らの革命)更に厳しくなつてしまふ。「ロツク…

「コッホ先生と僕らの革命」

前日の天気予報を信じて今日の山行きを断念したのだが、お昼過ぎには本格的に降り出す筈の雨が降らない。やつと空が泣き出したのは夕方暗くなつてからのこと。こんな時間から降るのならば山に行けたじやないか、と憤慨するも後の祭り。このままでは一日の算…

SIGMA DP1S

中央に見へるピラミツドのやうな形の山は武甲山。撮影機種はシグマのDP1S。28mmの広角単焦点デジタルカメラ。ズームなし、十分な光量がないと駄目、起動、書き込みが遅く、モニターの性能も良くない。一般には敬遠されるカメラだ。じやじや馬と表現する人も…

食について

故米原万里氏の著作の中で、不味いものを食つてゐる民族は戦争に強いといふ意味の一文があつた。他国に侵攻した際、普段美味いものを食つてゐる兵士は現地での食に嫌気がさして士気が下がつてしまふらしい。反対に普段から粗食しか知らない兵士はどこに行つ…

「黄金を抱いて翔べ」「のぼうの城」「最強のふたり」

暇があれば映画を観に行く。先週は「黄金を抱いて翔べ」「のぼうの城」「最強のふたり」の三本を観た。先ずは「黄金を〜」から。井筒監督の映画を観るのは初めて。「パッチギ」などで評判になつたのは知つてゐたが、当時あまり食指が動かなかつた。性格が偏…