BOOK

先週の17日に所用で千葉県の館山まで行った。電車で片道4時間。行きがけに駅舎内の本屋に立ち寄った。「チャイルド44」(新潮文庫)は上下巻からなるが、とりあえず上巻だけを買った。これで往復8時間はもつだろうとの読みからだ。電車に揺られている時間が長いこと、読み始めると面白くて寝かせてくれないこともあって結局1日もたなかった。続きが気になり翌日また本屋で下巻を求め、やはり1日で読了。この小説はリドリー・スコット監督で映画化されるらしい。僕はこの本をラジオの書評で聞いて興味を持ったのだが、紹介者は「本年度ベストのミステリー」と推していた。僕としては「聞いてないとは言わせない」(ハヤカワ文庫)の方がいいと思うのだけれど。 積読(つんどく)状態だった「獣の奏者 上下巻」を読んだ。ジャンルはファンタジーということになっているが子供向けに書かれているものではない。闘蛇(とうだ)と聖獣(せいじゅう)という生物兵器?!は核ミサイルと迎撃ミサイルに置き換えて考えさせられる。  画像は17日館山の浜辺から。