Nikon F

正月の2日に実家に年始に行って来た。その際、父親から50mmのレンズ付きニコンFを譲り受けた。Fはニコン一桁シリーズの長男に当たる。Fの神話はその後、F2,F3,F4,F5,F6と続く。去年偶然見つけたF4をかわいそうなくらいの安値で購入したことはこのブログに書いた。Fが加わり、6兄弟のうち残りはF2,F3だけとなった。Fは今日一般点検を受ける為カメラのキタムラに預けられた。キタムラ経由でニコンのSSか日研テクノでメンテナンスされるのだが、何分古いものなので費用もそこそこかかるらしい。それでも流石はメカニカル・カメラである。技術者がいる限り安心して使い続けることが出来る。そして何よりも今の電子部品ばかりのカメラと違い耐久性が桁外れにいい。一生モノと言って差し支えない頑丈さだ。点検から帰ってきたら50mmのレンズと35mmの手持ちのレンズを持ってモノクロフィルムを詰めてスナップを撮ろうと思う。寒い季節は電池の要らないFやF2がいい。昔の話だが南極だか北極だかに持っていくカメラはライカニコンのFかF2だったと聞いたことがある。理由はそれ以外のカメラは凍ってシャッターが切れなくなるためらしい。事の真偽は定かでないのだが・・・。さて、カメラの整理をしながらもこうやって新しいカメラが増えて行くと「一体自分は何をやっているのだろう?」とも思うのだが、6人兄弟のうち4人まで揃ったらあとの2人も呼んでやらなくちゃと考える。今年中にF2、F3が集まり、F6兄弟が集結するのは間違いないようである。