空虚感

 昨日の午後、ノコの葬儀を済ませました。
 亡骸であつてもそこに在るとないとでは随分と気持ちが違ふといふことを知りました。
 ノコの死は覚悟してゐました。
 さうは言つても勿論、寂しいし、悲しいです。
 ですが、それよりも空虚感がこれほどまでとは思ひもよりませんでした。
 何だか、腹の中にぽつかり穴が空いた感じです。