SONYへの期待

コニカミノルタがカメラ事業から全面撤退しその事業をソニーが受け継いでくれた。そのソニーから記念すべき1号機α100が今夏発売される。α100を他社の製品と比較してみるとキャノンのEOS KISS、ニコンのD50/70、ペンタックスのISTあたりの対抗馬としてのスタートになる。後発だけあってオーバー1000万画素、2.5インチのディスプレイ、ボディ内臓手振れ補正、簡易ダストリダクション機構など機能面でどのメーカーよりも充実している。まだ現物を手にしていないので質感、使いやすさ等未知の部分は多いものの十分魅力的なカメラのようである。ソニーコニカミノルタの培ってきた
ファインダーの見易さなどを継承していくとHPで謳っていたがその辺のところも興味がある。昨今のカメラはファインダーにあまりにも無頓着だったような気がするからだ。銀塩一眼レフでもそうであったがデジタルになると液晶ディスプレイがあるためにますますファインダーの存在が軽んじられてしまった。コンパクトデジタルカメラになるとその傾向はもっと顕著になりファインダーが無いカメラまで登場してしまった。当然今までの写真を撮るスタイルも変化した。片目をつぶってカメラと顔が密着といったスタイルから両腕を伸ばし液晶ディスプレイを見ながら撮影するといったスタイルになった。カメラ振れは補正機能をONにしておけばそんな格好でもきれいな写真が撮れてしまう。世の中の流れだからいたしかたない部分もあるだろうが完全に撮影スタイルがそっちの方へシフトしてしまうのは反対である。肉眼で見た被写体をカメラのファインダーを通して切り取る、といった楽しみがなくなってしまうのは寂しいことだから・・・・・。