任期満了に伴う千葉県知事選挙の結果が出た。自民、公明の支持を陰で受けながらも表向きは無所属で選挙を戦った森田氏が当選し、昨日県の選管から当選証書を受け取り、その足で麻生首相の元へ直行した。多忙なスケジュールの首相が２，３日でスケジュールを調整し森田氏と会う時間を作るなどというのは不可能だろう。最初から自民と森田氏の間では予定していた会談に違いないが、マスコミはそういったことは一切報道しないし、コメンテーター達も何も言わない。首相と県知事が会うことに別段問題はないが、民主党のオウン・ゴールによって少し浮上した総理の支持率をアシストせんがためにこんなことまでするのかと思うと情けなくなる。おそらく僕と同じように考えた人は大勢いることだろう。だが自民やマスコミはこのくらいの三文芝居を打っておけば国民は騙せると本気で思っているのかもしれない。だとしたら随分と僕らは彼らにバカにされているということになる。然し、国民の批判力を見くびってもらっては困る。新聞の売り上げが毎年下がっている理由をネットの普及と新聞各社は位置づけているようだが、そういったハードな部分に売り上げ現象の原因と結論を出しているようでは新聞の存在理由が益々薄弱なものになって行く事間違いないだろう。
