我慢強く耐える覚悟

今回の衆議院選挙は予想以上に民主党が躍進したようだ。これで政権が交代することになった。自民党の幹部達のコメントは「民主党マニフェストが支持されたのではなく我が党に対する批判だ」と言った意味のものが多かった。自民党に対する批判は何も選挙期間中に起こったことでない。このようなコメントをするならば「分っていながら何もしなかったのは何故?」と問いたい。古い体質の自民党は自浄能力がやはり無かったという事を露呈した形になった気がする。さて今後政権与党となる民主党だが、彼等を選んだ我々は暫くの間我慢を覚悟しなければならない。勝った民主党は生まれたばかりの赤ん坊のようなものなのだ。当たり前の話だが赤ん坊はいきなりは歩けないし、喋ることも出来ない。国民は粘り強く彼等を育てていく必要がある。そして彼の党が駄目ならば他の党が政権を担えばいい。どの党もいつでも政権を担当する事が可能なほど成熟することがよりよい国を作っていくのではないか。国内外に山積している諸問題は喫緊の手当てが必要なものもあれば長期的な展望にたって解決しなければならないものもある。然し初めての舵取りをする党には厳しくも育てていく十分な時間を与えることが将来的には我が国の政治の財産になるのだと思う。それには我々も我慢強く耐えねばならない覚悟も必要だろう。