ラン旅立つ

愛猫ランが本日十九時に旅立つた。今日はほぼ一日中ランの側で過ごした。朝から病床の横に座布団を敷き、そこで本を読み、パソコンを使ひ、ランに声をかけたり、撫でてやつたりした。最後は手を握つたままの状態で息を引き取つた。銀行の掲示板にあつた猫貰つて下さいのメツセージを見て川越の農家の家に貰ひに行つたのがランとの最初の出会いだつた。すでに飼はれてゐた愛との相性を心配したがそれは杞憂だつた。すぐに二匹は仲良くなつて追ひかけつこをしながら何箇所も襖に穴を開けてくれたのが懐かしい。天国では愛とユウチヤンが待つてゐる。向こうでまた三匹で楽しく暮らしてくれるだらう。ラン、今までありがとう。