プロまでが・・・

芸能人が都内でピスト・バイクに乗つてゐて摘発された。ブレーキが片側しかなかつたためだ。その後、プロ(競輪選手)までが街道練習中に摘発された。これもリア・ブレーキのみだつたのが理由である。芸能人であれ、プロであれ手動の前後ブレーキがなければ整備不良には違ひない。だが、プロの場合は違反切符を切られるだけでなく多分社会的な懲罰も受けることになるだらう。自転車で生活する人にとつて違反切符以上の制裁が待つてゐる。プロだからこそ模範的であるべき、法規を守るべきとも言ふことが出来る。その考え方には抵抗することは出来ないが、僕は少し気の毒に思つてしまふ。プロは競輪場での事故は公傷になるが、街道練習では自己責任になる。怪我をしてもさせても自己責任であり、レースにも出られないほどの怪我であれば稼ぐチヤンスもなくなる。だからこそ常人以上のスキルを持ちながらも人一倍気をつけて乗つてゐる筈である。芸能人やプロを摘発し、それが報道されれば社会的啓蒙!?には効果大ではある。いつも同じルートで練習をするプロが狙はれたのではと思はざるを得ない。