また川越スカラ座

今週末も川越まで自転車で走り、スカラ座で映画を観て来た。今日のバイクはフエザーである。このバイクには今迄リノのハンドルを装着してゐたのだが、最近バー・ハンドルに変更した。ブレーキなどは今までのものを流用し、パイプ・カツターで両サイドの長さを詰めた。街乗りにはハンドル幅は狭い方が好都合だし見た目もいい。13時開演のところ1時間前に到着した。映画の長さは2時間。観る前に腹に何か入れる方がいい。あの辺りには食ひ物屋が沢山あるのだが、時間と価格と一人でも入れるお店は・・・と近所を物色する。以前、蔵を改造して美味い豆寒天を出してくれた店があつたのだが、今はそこが鳥料理の店に変はつてしまつた。モノは試しでそこに入り、一日限定十食の鳥重を食べる。可笑しな表現になるが、きちんと鳥肉の味がするいい肉の料理であつた。鳥重、味噌汁、香の物、飲み物が付いて七百八十円。昼食をゆつくりと頂き映画館へ向かふ。今日は何かのサービス・デーなのか入場料は千円である。上映作品は山田洋次の【学校Ⅳ】だ。不登校の男子中学生が、家出同然で屋久島の縄文杉を見に行く。トラツクに乗せて貰ひ、お礼に積荷降ろしを手伝ひ、また違ふトラツクに乗り継ぎ彼の旅は続く。二番目に乗せてもらつたトラツクは女性ドライバーだつた。鹿児島まで行き彼女の家に一泊する。彼女には引きこもりの息子が居るのだが、一晩で主人公と彼は友達になる。フエリーで屋久島に渡り縄文杉に会ひに行く。一緒に登山をした女性、島で泊めてもらつた老人の世話。旅はあれをしろ、これをしろと命令や指示したりする人は居ない。全て自分で判断し、その結果が自分に降りかかる。旅によつて成長した彼は家に戻り、学校に戻つた。