愚痴る

 今に始まつたことではないが、腑に落ちない、納得出来ないことばかりだ。
近所のスーパーには個人の煙草屋が入つてゐる。以前はスーパーの出入り口付近に灰皿が設置されてあつたが、いつの間にか世の中の禁煙ブームに押されてか、便乗してかこれが撤去されてしまつた。今では外されてしまつたが、当時は受動喫煙だの皆様の健康が云々だとかの能書きが書かれた紙が貼つてあつた。煙草を買つて、封を切り、そこで一服したい人もあるだらう。売ることはするが、ここでは吸つてくれるな、自宅でやつてくれとは如何なものだらう。今時缶ジユースの自販機の隣には空き缶入れがあるのは当たり前のこと。それと同じで灰皿の設置は売る側の義務だと思ふのだが。
 解散総選挙をやるらしい。未だに一票の格差違憲状態のままであるのにそんなことはお構ひなしに従前のやり方を踏襲するつもりだ。違憲であるのに選挙結果は有効などと戯言を言ふ裁判所の神経も普通ぢやないが、いずれ有効ならばとやつてしまへとごり押しする輩にも呆れるばかりだ。民主主義なるものを否定はしないが、この制度、腐りやすく、変質しやすきものであることを忘れてはいないだらうか。大概の場合、皆さんの外に身を置くことが多い僕にとつては、この制度を使つて決まつたことが一々納得出来ないことばかりだ。