トイレの日に寄せて

昨日(11月10日)はトイレの日なのださうだ。語呂合はせで「イイトイレ」と読ませるのだとか。
日本はトイレ先進国、それもトツプらしい。
世界中にはいまだにトイレを使へない、つまりトイレがない国民が多くあるとのことだ。みんな道端や草むらなどで済ませてしまうのだらう。開放感はあるだらうが、不衛生である。
そこへいくとわが国のトイレは至れり尽くせりの感がある。
いつたいここまでする必要があるのかと疑ふほどだ。
個室のドアを開けると自動的に便座が上がり、足元には照明が点く。
用を足した後立ち上がれば勝手に水が流れる。
こんなものに慣れ親しんでしまふとうつかり他所のトイレに入つた時に水を流し忘れるなんてこともあるだらう。次に使ふ人には甚だ迷惑なことになる。
手厚すぎる自動化も考へものである。
何十年か前にパチンコ屋のトイレを拝借したことがある。
そこの個室に書かれた落書きが傑作だつたので紹介する。
『カミに見放された者は自分の手でウンを掴め』