家で飼っている犬、ネコはどれもお歳をめしており、人間で言えば75歳以上。歳をとればやはり人と同じように色々と体にガタが出てくる。今年の1月には最愛の三毛猫アイを亡くした。ネコ特有の同じ病気で今苦しんでいるのはユウちゃん。但し、このネコただ者ではない。アイは腎不全が悪化し約2週間で体重が１/３になり、あっという間に亡くなってしまった。ユウちゃんは同じように体重が減りすでに今夏で2年になる。その間、ヨタヨタしながらも食欲だけはまったく落ちない。食っても食っても痩せたままでいっこうに体重は戻らない。歩き方は油のきれた機械のようなぎこちなさ。性格がとかく臆病故動物病院には一度も連れて行ったことがないが、病院の先生に尋ねると恐らくアイちゃんと同病とのこと。そこで腎臓病用のネコ缶とカリカリエサを与え始めた。するとどうだろう。たった２〜３日与えただけなのにユウちゃんの体重が増えてきているではないか！今までまるで持ち重りのしなかった体が重くなっている。腎臓病は一度罹ると良くはならない。このエサも体の負担を減らすくらいの効果しか期待出来ないものらしいが、それにしてもすごい効き目である。ユウちゃんを見ていると食える奴は生きる力が強いのだと実感する。果たしてユウちゃんは生きるために食うのか、食うために生きるのか？
