語るに落ちる

昨日の会見で桝添厚労相は政府の掲げる医療や福祉に関する削減案について「このままでは自民党が下野する」との理由から反対し、削減よりも消費税の増税を主張した。人の言葉尻をとって批判する趣味はないが、政治家の発する言葉は別。彼らの発言は政治家としてのビジョンであり、人としての人格であると考えるからだ。財政面からも鑑みて医療や福祉の低下は仕方ないが、それでは自民党が選挙で負けてしまう。それはまずいだろうから消費税を上げて福祉などの水準は今まで通りにして足りないお金は国民に出させようというこの発言。彼にとって何が一番大事なのかがよく分かる発言である。