抜本的

政治家の方達のよく使う言葉に「抜本的な〜」という言葉がある。この頃では「消費税の抜本的な〜」といった使われ方をしたが、感覚的には年がら年中耳にしている気がする。そこで抜本的とは一体どういう意味ぞや?と思い辞書を引いてみた。すると「根本に立ち戻って是正するさま」とあった。消費税は導入論議、施行後の3%の税率から5%の税率への移行という歴史の中で何度抜本的な論議がなされたのだろう。抜本的な論議がその度になされたということは根っこが何本かあったということなのだろうか?それとも根っこと思っていたものが実は根っこではなく太い枝だったのだろうか?いずれにしてもお粗末というか言葉が軽い。僕の考える抜本的な消費税の見直しを披露する。消費税率はいくら高くても良い。その代わり所得税をはじめとするあらゆる税を撤廃。つまり全てを消費税で賄うという構想。はるか昔から税は納めるものと教え込まれ、今では日本人のDNAにまで組み込まれている税に関する感覚をここらで一度ぶち壊してみてはどうだろうか?悪政だろうが何だろうが黙って税を納める習性が身についている日本人。政治や行政が悪くても我慢して税金を納める国民から脱却するにはいい方法だと思うのだが・・・。