今日は七夕。例によって曇っていたり雨だったりのこの日だが、織姫と彦星は雲の上。「今年も逢えないんだ」といった子供時代に心配したような事はないのだろう。ずいぶん昔になるが、北海道の然別湖に行ったことがある。季節を変えて2度行ったのだが、最初に言ったのは確か秋口だった。当時かの湖には2件しかホテルがなかったのだが今はどうなのだろうか。ところでホテルの宿泊客相手に自然を体験させてくれるオプションがあった。そこでカヌーやナイト･ウオッチングを体験した。唇山（山の稜線が唇のような形をしていて静かな湖面にそれが映ると上下の唇のように見えることからそう呼ばれるらしい）の紅葉はまだだったが、湖をカヌーで滑って行くのは気持ちが良かった。カヌーでナキウサギの見える場所まで行き船上で観察したりもした。ナイト･ウオッチングでは初めて天の川を見た。僕は今までそれの存在は勿論知っていたが、記憶にある限り、僕の住んでいる場所ではあれほどの天の川は見えたことが無い。ミルキー･ウェイという表現がぴったりだと実感したのを覚えている。当時から大雪山の横腹にトンネルを開ける道路計画はあったがその後着工されたのかどうか・・・。ナキウサギの生態系を守るための反対運動もあったと聞く。
今でもミルクを流したような天の川のままであってくれればいいのだが・・・。
