自転車

今年も折り返しに入った。関連はないが昨日からガソリンスタンドではリッター当り10円近い値上げを実施した店も多かったようだ。テレビや新聞で見聞きする報道はどれも国の無策ぶりと愚策ぶりばかりが目立つ。憤りや笑いを通り越して「勝手にしてくれ」と言いたくなる。ガソリン高騰への反発というつもりは全く無いが、晴れた日は自転車で通勤し始めた。片道11キロくらいの距離を40分くらいかけて走る。車のように荷物は積めないが、移動だけならそれほど困らない。自転車に乗っていると色々と気付くことが多い。ごく軽い上り坂のように見える道が実は逆に下り坂だったりする。目は上り坂なのだが、ペダルをこぐ足にかかる負荷で違う事が分かるのだ。他にも匂いや音、通り過ぎる景色。車に比べ速度が遅く、オープン・エアな分だけ得る情報量は多い。ガソリン価格がこれだけ上がって車の使用を控えている人も多いと聞く。暫定税率を復活させて道路作りを目論んでいたお役所にひとつ提言。車のための道路でなく自転車や歩行者専用の道路を作ったらどうだろう。政治家の利権も確保出来るし、環境にはいいだろうし。高速道路を延ばすならば是非その側道に自転車専用高速道路の設置をして頂きたい。多くの人が自転車で高速を使って旅を楽しむようになればこの国に何か新しい素敵な文化が生まれるような気がする。