有間ダムにて

Elmar52008-09-01

ここのところ雨が続く日々だったが、昨日8月最後の日は暑いくらいの天気だった。ネコのユウちゃんを病院に連れて行き点滴を打ってもらった後、自転車で上名栗の有間ダムまで走った。ここは前回最後の上り坂に勝てず途中断念して引き返したコース。先週だったか先々週にNHKのお昼の番組でこのダムとそこでカヌーを作っている工房を紹介していた。ダムを一周するといくつかの滝があり、秋には紅葉に染まった木々と滝がいい写真になりそうな場所があった。ここはこれといった観光名物になりそうなものはなくお土産物屋と食事を兼ねたお店も1軒だけ。ここで休憩しているとOPERAの自転車に乗った男性の方が到着。話をしていると自転車歴は9ヶ月。糖尿病を患い入院を勧められたが「1ヶ月待ってくれ」と断り、ウォーキング、スイミングと運動することを考えたがどれも続きそうも無いと判断。そこで自転車を始めたのだがこれが乗ってみると楽しくてヤミツキになってしまったという。今では血糖値も正常まで戻ったとのこと。この日も国立からやって来たと話してくれた。歳の頃も多分僕とそう変わらない人だったが、楽しいふれあいだった。昔、オートバイに乗っていた頃はライダー同士ですれ違い様に挨拶のサインを送ったりしたものだが、今はどうなのだろう。自転車乗りはサインを送り合う事が多い。車では知らない者同士が挨拶することなんてないだろう。だが登山やサイクリングでは気後れせずに自然に挨拶しあう。通りすがりの恐らくこれっきりの短い関係ではあるが、何とも心和む瞬間。往復で60キロ弱の短い行程だったが、距離以上にたくさんのものを得た日だった。