「壊」他1題

麻生首相の支持率は国民の間だけでなく政府、与党内でも急落しているようだ。国民の支持率はともかくとして、身内からの謂わば造反は気の毒に思える。本人もやっとのことで神輿に乗ったはいいが、次から次へと担ぎ手がいなくなる状況。いい気にさせて2階に上げておき、みんなで梯子を外した格好だ。総理の政策や能力を云々する前に僕はこのやり方が気に入らない。連日国民に向けて総理への批判を展開しているが、もっともらしいことを言っても底が透けて見える。この大将では勝てないと思った輩達が脱麻生色をアピールしているだけであろう。自民党内は今や壊滅状態。今年の世相を現す漢字が「変」と決まったそうだが、 僕には政治も世の中も「壊」の方がしっくりくる。★3年後の消費税アップをぶち上げてみたものの政府からも与党からも反対にあい具体的な時期については触れないことになったようだ。国民からすれば税金が上がらないのは結構なことなのだが、上がらないことを喜んでばかりいると根本的な話がいつの間にかスポイルされてしまう。僕は常々疑問に思っているのだが、本当に国は税金を上げなければやっていけないのだろうか?使う方は検証や見直しがなされず先ず税収不足や国の借金の話になる。考えてみると「将来の子供達にツケを回さないために」などと綺麗ごとを言うが、国民の不安を煽るだけ煽って金を無心しているにすぎない。「俺だよ、俺、今会社の金に手をつけてしまってこの穴埋めをしないと大変なことになってしまう」というオレオレ詐欺と構図的には何ら変わらない気がする。詐欺をした奴等の金の使い方があまり報道されないので我々はその金がどこへどう流れていったのか知らない。国民から搾り取った税金も同じ。国がやれば税金、個人がやれば詐欺ということなのだろうか?