がんばれ!若い男ども!

以前にも書いたと思うが、近頃の若い人、それも男は車を買わないらしい。逆に女の子のお客さんが増えたと親しいディーラーから聞いた。女性が仕事を持ち、収入の途を得、生活能力も高いのだから購買力があるのは当然かも知れない。ある説によるとバブルが崩壊した頃の子供は新聞、テレビなどで暗いニュースを来る日も来る紐呪文のように聞いて育ったために危機感や警戒心が強くなり、自己防衛的に消費をしないようになったのとのこと。それも一理あるかもしれない。が、これだと女性の購買力が増えた説明がつかない。僕が思うに男どもは仕事で女性とがっぷり組んで戦うことを恐れてはいないか。戦う前から白旗を揚げているのではないか。真相は定かではないが、大企業といわれる会社の採用試験では上位5位は採用しないらしい。6位以下から採用をするという。それは何故か。成績のいい上位5位までは女性のみ。これを続けると男の社員がいなくなってしまうというのだ。ひょっとしたら世の若い男は勝負の結果を無意識のうちに知っているのかもしれない。負けるのが分かっていて傷つきたくないという心理か・・・。出来るだけお金を使わないという若い男。美徳のようにも聞こえるが、若い者がそれでは少し心配にもなる。お金の使い方には生き金もあれば死に金もある。お金はただ持っているだけでは意味がない。本来あくまでモノと交換するための道具、方法である。自分に投資することも諦めてせっせと貯めこんでいる姿はいただけない。社会の消費が冷え込むだけの問題ではない。せっかくの若い人の持つ特権を放棄しては世の中が矮小なものになってしまいそうだ。今更女性を家の中に閉じ込めておくことは出来ない。ならば男と女は切磋琢磨しあってやっていけばいい。勝とうが負けようがいいではないか。仕事や収入だけが人や男を測る物差しではないのだから。来年からはがんばれ!世の男ども!