WBC

9日のWBC日本対韓国戦。初回から嫌な予感はあった。1回裏、日本の攻撃はわずか7球で3者凡退。大量得点後のゲームでは点が取れないということはよくある。だが、長いペナント・レースであればそういった言い訳も頷けるが短期決戦ではそうはいかない。確かに選手は慢心からか打撃が雑になりやすいかもしれないが、そこを修正、指導するのが指揮官の役目だろう。どうも日本の指揮官はそうそうたるメンバーに気後れしているのか、元々気が弱くて言えないのか分からないが監督としての機能を果たしていないように見える。投手陣は3試合でたったの3失点。文句のつけようが無い出来だ。相手により多くの球を投げさせるために粘る、塁に出たら足でかき回すなどの細かい野球をした上での零封は仕方がないが、そういった機動力を使った野球をまるでしていない原ジャパン。このままでは投手陣と攻撃陣の間に不信感が生まれかねない。また今更言っても仕方の無い事ではあるが、今回の人選ではつなぎ役が不在なのではないだろうか。監督と選手の間に1枚伝令役、緩衝材となるベテラン選手が必要なのではなかったかという気がする。