名前

最近の子供の名前にはびっくりさせられる。読み方も解からなければ意味も解からない。一応漢字なのでその字から意味を探ろうとしてはみるのだがやはり解からない。まるでアニメに出てくるヒーローやヒロインの如き名前である。昔子供の数が多かった時代は最初の子だから一をつけて一郎だの一雄だの一(はじめ)だのと時系列に付けたりもした。もう子はいらないとなると末やトメ、それでも生まれたらステといった具合である。その頃は両親も食うために日々忙しく子供の名前に希望や夢を託すのに時間を費やせなかったという事情もあったのだろう。今は子供の数も減り、出生率は1.4%くらい。子供にかける時間と費用はその頃と比較してたんまり有る筈である。名前は子が生まれてから親が子に送る最初のプレゼントである。使っても減らず一生使う名前に意味を込めないというのはあまりにも勿体ない話ではないか。音や字画、字数ばかりに気を使い中身がないというのは馬鹿げた話である。