ここのところ天気は曇り空ながら雨が降らない日が続いている。朝夕の涼しさは気持ちよく片道11キロの通勤に車ではなく自転車を利用している。それもMTBやスポーツ車ではなくいわゆるママチャリでである。ママチャリにする理由はいくつかある。服装を選ばない。普段着でもスーツでもOK。カゴがある。MTBやスポーツ車では荷物は極力持たないようにする。だがママチャリならばカゴにカバンをそのまま入れておけばいい。そういったことで何日かママチャリで通ったのだが体に変調をきたした。坐骨神経痛になったようだ。右半身のオシリから足首までが痛く重い。ひょんなことで体を曲げたりすると一瞬激痛が走る。初めは理由も分からず20年以上前の腰痛の再発かとも思ったがどうもその時の症状とは様子が違う。あれこれ考えてみると普段と違ったことといえばママチャリ通勤くらいだった。MTBやスポーツ車が前傾姿勢をとるのに対してママチャリはアップライトな姿勢で乗る。前傾姿勢の場合は荷重がハンドルとサドルに分散されるがアップライトな乗り方は荷重がサドルに集中する。体重の殆どがオシリにかかるわけである。これが坐骨神経痛の原因らしい。行きつけの自転車屋さんに言わせると片道11キロはママチャリで走る距離ではないとのこと。だが街中では子供を前後に載せてママチャリが疾走しているのをよく見かける。彼女達の走る距離は短いのかもしれないが、つくづく自分の軟弱さと女性の強靭さを実感する。
