自転車

ここのところ行き付けの自転車屋さんの店長の姿が見えない。今日自転車用のバック・ミラーを買いに行きママさんにその事を聞くとドイツに行っているとのことだった。確か先月アメリカから帰ってきたばかりじゃなかったか。今回もまた自転車関係の事を勉強しに行っているのだろう。熱心さに頭が下がる。このお店は勿論商売で自転車屋さんを営んでいるのだがその情熱たるや商売を超えたものがある。毎週(ほぼ?)日曜はお客さんとツーリングに出かけている。その他にもレースにも家族で参戦しているようだ。パパ・ママ・子供と一家中が自転車大好きである。最近そこの息子さんがジャイアントのカタログの表紙に起用されたとブログで紹介されていた。彼とはお店で一度だけ会ったことがあるが爽やかで素直ないい子だった印象がある。  最近ではエコ・ブームに健康ブームの波のせいかずいぶんと自転車に乗る人が増えた気がする。僕も出来るだけ自転車で通勤するようにしている。自転車に乗るきっかけはエコでも健康でもなんでもかまわない。乗り始めると当初のきっかけや目的は結果になってくる。いわゆるママチャリでは味わえないがそれなりのスポーツ車に乗ればすぐに走ることの気持ちよさが実感出来る。この感覚が止められなくなる一番の理由だ。スピード、音、匂いなど五感をくすぐるものが自転車にはある。多くの人が自転車に乗り始めたことは喜ばしいことだとは思う。だが自動車やバイクに比べ手軽な乗り物ゆえにマナーや交通法規が軽んじられているのも事実だ。僕の経験では自転車に乗っているときは車やバイクよりも自転車の方がよっぽど怖い。平気で逆走してくる人、無灯火の人、並んで走る人などそこら中にいる。安全で快適な乗り物であるためには先ずは運転する人の心がけが大事だ。どんな道具も使う人によっていい仕事になったり凶器になったりする。道具には罪はない。