写真のお話


身の程知らずにもほどがあるのだが、写真をテーマにした小説を書きたいと以前から思っている。予定では12からなる話を作りたいと考えている。この12という数字はライカ版フィルムの一番小さいコマ数に因んでいる。いくつか話の骨のようなものはあるのだが筆は遅々として進んでいない。巧い下手は別問題としてこういったオリジナルなものはとにかく早く産んでしまうに越したことは無い。というのは後から同じような小説や映画が出て来ないとも限らないからだ。グズグズしているうちにオリジナルなものがオリジナルでなくなってしまうこともある。そうなってしまうと書こうと思っていたと言っても後の祭りである。ごり押しすれば二番煎じや盗作の誹りを免れない。何とか残り少なくなった今年中に1本は書き上げたいと思っている。