リコーGXR

今月の16日にリコーからGXRというレンズユニット交換式のデジタルカメラが発売される。ネットや雑誌でもインプレッションが掲載されていて最初に用意される50mmマクロレンズは相当な描写力を持っているようだ。せっかくのユニット交換式ではあるが、マクロ1本だけで潔く撮る方が面白そうなカメラに思える。このカメラのカタログを見て「うん?」と思ったのは今までフルサイズのデジカメ以外は敢えて35mm版換算をしない数値を謳っていたのだが、リコーは最初から換算した数値で打って出たことだった。例えばオリンパスなどのフォーサーズであれば12mm(35mm版換算24mm)というような表示だった。レンズの鏡胴には50mmとは表示されていないが、カタログではフルサイズでの画角を謳っているのだ。一瞬、何でAPS=Cサイズなのに50mmなんだろう?と思ったが、確かにこっちの方がいちいち掛け算しなくて済むし、銀塩から写真をやっているものにとっては分かりやすい。デジタルはまだ歴史が浅く、ましてや発売前の機種について名機という称号?を与えるのは勇み足だがこのGXRは名機の資質を持っているような予感がするカメラである。