千鳥足

暮も押し迫ってきてクリスマスや忘年会でお酒を飲む機会も多い。飲みすぎて内蔵を悪くするのもいけないが、酔っ払ってあっちにフラフラこっちにフラフラと千鳥足、挙句の果てに転んだだの車にぶつかったなどというのも是非注意してほしい。ぶつかって車の方が壊れるならばまだしも自分が壊れてしまってはバカをみる。 まさか暮のこの時期だからというのではないだろうが、民主党がまさに酩酊しているかのような状態である。それもいいお酒ではなくかなり悪酔いしているように見える。マニフェストで謳った暫定税率の廃止だの子供手当てだのがここへきて約束通りに実行されるのかどうか怪しくなってきた。かつて小沢幹事長は政治には原理原則が大事と言っていた。現実に対応する政治は必要だがそれには根拠が必要だという意味である。彼は拡大解釈や屁理屈で法をねじまげてきた自民党の政治を批判し続けてきた。実行するのに必要な法を作る、変えるといった作業を経るのが民主主義だとさんざん言ってきた人である。立場が野党から与党に変わって政治姿勢も変わったのか、それとも元々がそういった性質だったのか。衆院選の勝利の美酒から3ヶ月。未だにそのお酒に酔っているのか、それとも民主党丸の船酔いなのか。