こどもの日

検察が不起訴とした事案に検察審査会は起訴相当と判断した。言わずもがなの与党幹事長の件である。法律の専門家が下した判断をひつくり返す法的根拠がどのやうなものか。。党の事実上のトツプを裁けるのか否か。非常に興味のあるところではある。長きにわたる自民党政権からその座を奪つた民主党。国民の期待は大きかつた筈だが、今の政治はそれに応へてゐるのだらうか。恐らく多くの人がNOを突きつけるだらう。僕もこれほどまでに脆いとは想像していなかつた。だが、これは悲しむべきことではないと思ふ。個人的な意見ではあるが、我が国に強いリーダーや強力な政府など望むのはいけないことなのだ。民主主義国家とそれらは矛盾するものだらう。リーダー・シップなどを個人に求めるのは大きな過ちを生むことになりかねない。それよりも僕等は衆愚であらうが民意を第一とすべきなのだ。何度も失敗し、そして学習し、成長していけば良い。強い大人の力に期待する他力本願的な政治は止めた方がいい。そんなことの繰り返しが大きな落胆や不信感を生むのだ。そして酒場での愚痴や肴になる政治はあまりに情けない。民主主義から生まれた子供もやがて大人に成長するだらう。