自転車のルール

自転車が流行りである。これはこれで喜ぶべきことなのだが、実は困つたことも表面化してきた。自転車乗りのマナーや交通法規を守らない?知らない?問題である。自転車のルールは確か小学生くらいの時に学校にお巡りさんが来て実習したやうな記憶があるがそれきりである。法律上、16歳になれば原付の免許は取得することが出来るが、免許取得を禁止する学校も多い。だから交通法規を勉強する機会がないのが現実である。車の運転中は自転車を怖いと思ふが、自転車運転中は実は車よりも対自転車の方がよつぽど怖い。子供から年配者までまるでルール無視である。かうなると自転車にも講習を義務付けるべきかと自転車乗りに優しい?立ち位置の僕でも思つてしまふ。もつと自転車が認められるには乗り手の意識改革が必要である。先日チネリのピスト・バイクの人の話をここで紹介したが、彼によるとピスト・バイクに乗るといふことは哲学なのだといふ。ブレーキもギアもなくシンプルな構造のピスト。ピストを駆るといふことはそれなりの脚力を持ち、運転の技術もハイ・レベルでなければ乗りこなせない。メツセンジヤーは都会の激しい車や人の流れの中を早く、しかも安全に走り仕事をこなす。勿論、彼らはただ速いだけでなくルールを遵守するサイクリストである。