提言:愛玩動物販売法(仮称)

僕の住む県内で同犬種が多頭数捨てられてゐたといふニユースがあつた。ペツト火葬業者が亡くなつた犬の死骸を山中に捨てる事件は記憶にまだ新しい。犬好きや猫好きの人間でなくとも動物が被害を受けるニユースは心が痛み、加害者に対して憤りを禁じ得ない。それでもこの手の被害は後を絶たない。多くの場合は欲しくて飼つてはみたけれど・・・といふ
飼主側の問題なのだが、今回は同犬種、他頭数といふことで業者やブリーダーの可能性が高さうだ。以前にも述べたのだが、かういつた問題を全面的に解決する方法はないだらう。だが、今の状況よりも良くする方策はなくはない。動物の売買に関する法制化である。同じ次元で話す事ではないが、タバコを買ふのに未成年であるかないかを証明する必要があるのに生き物を買うのに金さへ出せば誰でもオーケーといふのは間尺に合はない。犬や猫、その他の動物には迷惑な話ではあるが、買主と販売者(店)が誰であるかを示すマイクロ・チツプを埋め込んだ上での販売しか認めないといふ事にしたらだうか。そしてそのデータは販売者(店)、保健所、獣医などが管理する。虐待や遺棄などに対しては今までの器物破損、動物愛護条例などの適用ではなく、もつと厳罰を科す新法が必要だと思ふ。何でも他所の国を真似るつもりはないのだが、少しは米国などを見習ふべきだらう。