フジ フエザーが来た!

つひにピストバイクを買つた。フジのフエザーといふ廉価でありながらそこそこ真面目に作つてあるバイクである。色はグレーなのだが、メーカーはバトルシップ・グレーと言つてゐる。ギアは勿論固定にしてある。早速試乗してみた。固定ギアといふ意識を持つて乗つてはみるもののやはり今でのロードやママチャリの癖が抜けきらない。減速しながらもペダルは回転し続けるのにそれを忘れてしまふのだ。すると当然クランクが足を突き上げてくる。固定ギア以外であれば減速時にはペダルの回転を止め、ブレーキレバーを握ればいい。だが、固定ではブレーキレバーを握りながらも足の回転を落とすことに気を使はなければならない。もつとピストになれた人はブレーキレバーを使はなくても確実に止まることが出来るといふ。前述のブレーキレバーを握りながらも〜は実は足の回転を落としながらブレーキレバーを使ふといふのが正解なのかもしれない。いずれにして慣れるまでにはまだまだ時間がかかるだらうし、ピストの良さ、何故ピストなのかといふことを感じるのはもつと先のことになると思ふ。今の僕が分かることはピスト・バイクの外見的な美しさだけ。シンプルなフオルムは自転車本来の姿だと思ふ。