謝辞

今年も早々に年賀状を書き上げ、20日頃には投函を済ませた。昨日辺りから年賀状を出さない(出せない)人にメールで今年一年の謝辞を送つた。何故、賀状を出せないのか。それはお互いに住所を知らないからである。だから相手の近況も判らず、もしかしたら新年の挨拶が失礼になる恐れもある。故にこの時期の謝辞なのだ。ネツト上で知り合つた人同士は一度も面識がないのにこんな形で繋がり続ける事が出来たりする。生まれた時から身近にパソコンがあつた世代の人ならばそんなことも当然と思ふだらう。だが僕らの世代でそんな風に人との新しい付き合い方、知り合い方が可能なのは考へてみれば不思議である。言つてみれば彼らは遠くに住み、何年も会はない親戚のやうな感覚である。この関係はきつととても脆く、不安定なものなのだらう。それでも人はそんなか細い縁であつても感謝したり、愛おしく思ふ時がある。僕のブログを読んでくれた人、コメントを残してくれた人にもこの場を借りてお礼を申し上げます。来る年が皆様にとつて良い一年となりますやうにお祈り申しあげます。