XT250X

原付以外では久しぶりのヤマハのオートバイです。
MTのオートバイに乗るのは35年ぶりになります。最後はスズキのGSX250FWでした。まだ二輪メーカーが元気な頃で
した。僕は単気筒のSR,ツインのGSX400(今ではゴキだのザリだのと嬉しくない呼び名があります)と乗り継ぎ、所謂マルチには乗つたことがありませんでした。何としてもマルチに乗りたくて出たばかりのGSX250FWを購入。これがマルチ・デビユーとなりました。然しながら、250cc4気筒はトルクがなく、鈍足でした。ジエツト機のやうな排気音はお気に入りでしたが・・・。冒頭に久しぶりのヤマハの〜と書きましたが、SR以来ですからざつと40年ぶりになります。ホンダ、ヤマハ、スズキ、カワサキの4メーカーの中で僕はヤマハ党なのですが、実際のところヤマハにはSR400,GR50,DT90,ビーノ50と4台しか所有したことがありません。それに比べてホンダは名前は忘れましたが三輪のスクーター、フユージオン、フオーサイト125,250,PCX150(現在所有)と5台、スズキはマメタン50,ハスラー250,GSX400,GSX250FW,アドレス125とやはり5台。カワサキは残念ながら今まで乗つたことがありません。そしてやつとホンダ、スズキと並び5台目がXT250Xです。
このオートバイは世間では不人気ださうです。兄弟車のセローはロング・セラーとなる人気車です。ざつくり言へばセローをモタード化したものがXT250Xです。不人気の理由は色々あるみたいですが、僕はスタイルも悪く思はないし、
足つきも良く、燃費も良くといいオートバイだと思ふのですが・・・。ただ僕のオートバイのスタイルに対する美意識は
相当に世間のそれとはずれてゐるのも事実です。前述のSR400と同時期に販売されたGXシリーズ(カフエ・レーサー・スタイルのそれは250,400,500,750とラインナツプされました)を見た時は最高にカツコ良い!と涙し、それだけでは足りず雄叫びを上げ、校庭(中学)を全速力で走り回り、挙句の果ては転んで幾人かの朋輩に目撃され、指を指されながら笑はれたのでした。僕がこれほどまでに興奮したGXシリーズはホンダのホーク(薬缶タンクに座布団シートと揶揄された)ホークⅡやスズキのGSXやカワサキのZなどに比べて売れませんでした。世間の評価と僕の評価はかなり違つたみたいです。
僕は今でもあのスタイルは素晴らしいと思ふのですが。