ガセネタ

昨日の予算委員会民主党から出された武部幹事長ライブドアの金銭授受問題で、小泉首相はガセネタを元に公の場で発言するのはおかしい、と切り捨てた。民主党は事実無根であるならばその根拠を示せと追求してくるだろう。その先手を打ってガセネタと決めつけた。これで民主党はガセネタでない根拠を示さなければその信憑性が一気に低くなる。情報の出所を明かせば話は早いのだがそれは難しい。それにしても野党の弁論術はお粗末である。小泉首相ディベートが特段優れているとは思えない。野党の追及の仕方が幼稚なのである。攻めていても実は後手後手にまわるような弁論である。いつぞやの「人生いろいろ、会社もいろいろ、社員もいろいろ」の発言は、言う方にも問題があるが、言わせてしまうような質疑の仕方、技術にも大いに問題がある。さて、政治は理想が大切ではあるが、結果が全てである。かつてアメリカが世界中に言いふらしたガセネタを元に海外へ自衛隊を派遣した責任はどうするのだろうか。それともアメリカの言うことは全て真実で野党の言うことは全てガセネタなのだろうか?ならばやはり与党は今からでもアメリカの言ったガセネタに対し、ガセネタでない根拠を示さなければならないのではないか。