愛猫家の方達へ

Elmar52008-01-24

画像は愛猫のアイちゃんです。年齢は多分17歳くらいです。この場で親バカぶりを発揮するつもりはありませんが、この子は小さい頃から利発な子でした。自分のしたいことをどうにかして人に伝えようとする子です。泣き方や身振り手振りで懸命に主張するのでこの子が今何を欲しているのか、ということが分かりました。今まで何匹かネコを飼ったことがありますが、この子ほど頭のいい子はいませんでした。ネコはあまり水を飲まない動物だと言われていますが、アイちゃんは小さい頃からよく水を飲む子でした。冷たい水よりもお湯が好きで(40度くらいのお湯)ボウルの中にまだ水があっても新しい、暖かい水を欲しがるので湯沸かし器から汲んでやったりしました。さて、タイトルの「愛猫家の方達へ」に話を戻します。ネコの病気に慢性腎不全というものがあります。この病気は腎臓の機能が低下し、体の中の老廃物や毒素を体外へ排出することが出来なくなるというものです。人間がこの病気になると人工透析などをしなければならなくなります。この病気の特徴が多飲多尿だそうです。腎臓は厄介というか我慢強い臓器で全体の50%の機能が動かなくなっても症状が出ないそうです。普段から3割くらいの力で働いているので腎臓が健康かどうかは血液検査などをしないと把握出来ないとのことです。腎不全は全年齢層のネコが罹ることがありますが、特に老齢のネコの3割に腎機能の低下が認められるそうです。一度この病気になると完治はあり得ず、いかに病気と上手く付き合っていくかということ、つまり腎機能が低下する速度をいかに遅らせるかということ以外に手立てがないそうです。今年のお正月を過ぎたあたりまではアイちゃんは元気で体重もあったのですが、ここ何日かで急激に痩せてエサも食べられなくなってしまいました。今は動物病院から点滴をもらって自宅で一日一度点滴をしています。脱水症状の改善と体内に溜った毒素を薄めるための治療です。然しこれもこれだけですべて解決するわけではありません。食事療法や投薬などを続けていかなければなりません。家にはアイちゃんを含めて3匹の猫がいます。どの子も老齢で何かしらの病気がこれから出てくることでしょう。人もネコも早期発見、早期治療が大切です。愛猫家の方たちへのお願いですが、半月に1度くらいの割合でまず体重を量ってやって下さい。体重の減少は何らかの問題を抱えているサインです。早期の治療はネコにも人にも負担が少なく、ネコの生活の質を保つことが出来ます。私の失敗を他の愛猫家の方達が生かして下さることを祈ります。