制裁の是非について

北鮮が5日の未明から夕方にかけて合計7発ものミサイルを発射した。これを受けて政府は制裁を発動した。これについて何人かの評論家やどこぞの大学の教授などがあまり効果がない、日本人拉致被害者問題の解決の長期化を促す等のコメントをしているようである。拉致被害者の家族は一日も早い被害者の返還を求めているが、彼らはもっと早い時期から政府に北鮮に対する
制裁を要求していた。つまり制裁が問題の長期化にはならないという意見なのだと思う。彼らの意見は単なる机上の空論ではなく今までの北鮮との交渉などから得たものを踏まえてのものだろう。ここで制裁が効果があるか否かという問題はあえて論じない。要は盗まれたものを返還させるのに「返して下さい」とお願いするのか「返しなさい」と命令するのかではないのか?「返してくれればこれをあげましょう」よりも「返さなければ罰を与える」という姿勢が当たり前なのではないかと思う。