SIGMA DP1


名機とじゃじゃ馬とのダブルネームを持つSIGMA DP1の画像。比較検討するのには何とも解かりづらい被写体だが、手元に来て間もないこと。そして急に空を撮りたい気持ちになったので人工的な何物にも邪魔されないパーキングの屋上まで行った。偶然カラスが外付けファインダーの中に飛び込んできた。巷ではAFが遅いだの、操作がテキパキしていないだのとも言われているが今のところ僕には不満はない。唯一の不満といえばメニュー画面からしか露出補正が出来ないことくらい。メカニカルなことは興味もないし、理解も出来ないのだがデジタルカメラでローパスフィルターを使っていないのはシグマだけらしい。サンプル画像を見ると確かに他メーカーの絵とは異なる。立体感や空気感、まるでその場にいるような錯覚を覚える絵作りになっている。但し、これはあくまでベストな状況での話で、逆光や屋内ではどうにもならない絵を吐き出すようだ。そこがじゃじゃ馬たる所以なのだろう。モニターがチープという話もあるが、僕は高精細なモニターなど要らないし、信用していない。ソニーのα700のようにやたらとモニターがキレイに映るのは考えものだと感じる。実際プリントから上がってくるとはるかにモニターの方がいいのはガッカリする。それならば多少モニターが良くなくとも後からPCで見たり、プリントが上がってきてから感動する方がずっといい。銀塩で育ってきた僕にはそれの方が少なくとも合っている。