CMへの苦言

以前、ACのCMについて苦言を呈した。相変はらず芸能人やアスリートを起用したガンバレ的なものが垂れ流され続けてゐる。考へ方、感じ方は人それぞれだらうが僕は違和感を禁じ得ない。悪意は感じないもののうんざりしてくるのだ。そしてやがて苛立ちを覚へるやうになる。テレビが送りつぱなしの媒体であることを改めて認識する。番組の数字や特定の商品のCMは気を使ふのだらうが、それ以外のああいつたものには無頓着なのかもしれない。CMと言へばあるコンビニのものも面白くなかつた。このCMはおでんとおにぎりを宣伝してゐるのだが、おにぎりについては避難所の人はどう受け取るのだらうかと思ふ。被災から今日まで食事はおにぎりとパンといふ生活がずつと続いてゐると聞く。無論、被災地向けのCMではないだらう。それでも如何なものかと思う。おでんは家族でコンビニで買つたおでんを囲むといふ風景なのだが、これが僕は気に入らない。誰が何を買ひ、誰と何処で食べやうが自由ではある。だから商品として揃へることに文句はない。だが、CMとして流すのは自粛して欲しい気がするのだ。コンビニは家庭の中にどこまで侵入するつもりなのだらうか?