RICHO PENTAXからハーフ・サイズ・フイルム・カメラ17が発売され、完売したとのこと。今の時代、こんなものを出して売れるのかしら?と思つてゐた僕の予想は見事に外れた。ハーフ・サイズ・カメラで思ひ出されるのはオリンパス・ペンやリコー・オート・ハーフだ。カメラ・コレクターだつた頃、僕も両方とも所有してゐた時期があるし、実際使用したことがある。両機ともゾーン・フオーカス機でピントは鏡胴のマークで合はせる機構だつた。ハーフ・サイズなので36枚撮りが72枚写せるのでこれは得だと
喜んでゐたらプリント代は2倍になつてがつかりしたなんて失敗があつた。あのカメラで何を撮つたかは忘れてしまつたし、現像したフイルムはとつくに整理してしまつた。
そのしくじりだけが唯一の思い出である。
RICHO PENTAXは苦戦してゐると聞くが、17の様なマニアツクなカメラを作つてくれて
カメラ・フアンとしては拍手を送りたい気持ちである。あくまで僕個人のリクエストであるが、GX200の後継モデルもお願ひ出来ないだらうか。フル・サイズであれば申し分ないが、APS-Cでもかまはない。24,35,50の光学ズーム、フアインダー(電子ヴユーならば外付けでもOK)2000万画素のスぺツクであればあとは何も要らない。こんなカメラが欲しいのだが・・・。