レポート AF85 1:1.4

Elmar52006-08-22

ミノルタのAF85 1:1.4の実写レポートです。モデルは愛犬ノコ。絞り1.7?+1補正でマニュアルで撮影しました。シャッター速度は忘れました。さて中望遠で1.4の大口径レンズですのでそれなりに重さもありますが、なによりこの解像力とボケの美しさはすばらしいの一言です。今までも色々なレンズやカメラを使ってきましたがこれほど感動するレンズはありませんでした。カメラ好きはニコン党、キャノン党、ライカ党、コンタックス党などそれぞれ自分のご贔屓のメーカーがあって自分が所有するメーカーが一番と思って固執するものですが、異端児としてカメラ全部が好きで色々なメーカーのものを一揃え持っているという者もそこそこいます。私もその中の一人です。一つのメーカーしか所有しなければ経済的にもかなり負担が少なくて済みますが、当たり前の話そのメーカーのレンズしか使えません。他メーカーのレンズが使いたければそのメーカーのカメラが必要です。ニコン党は耐久性や、レンズの解像力、修理などの面倒見の良さを主張します。キャノン党はAF側距の正確さや、ニコンにはないやわらかい描写のレンズなどを主張します。コンタックスはなんと言ってもレンズ性能。ニコンほど固くなく、それでいて解像力はあり、独特の発色をするレンズ。耐久性に問題があっても結局写真はレンズで決まる、というのがコンタ党の主張です。カメラ本体の性能はどのメーカーもそれぞれの技術の結集ではあっても「らしさ」というような感覚的なものは出し難いようです。その点レンズは各社の個性とか味付けがはっきり出ます。不運にもミノルタは写真事業から撤退してしまいましたが、その遺産は事業を受け継いだソニーや根強いミノルタファンに受け継がれていくことでしょう。因みにこの撮影で使用したカメラはソニーの最新デジタル一眼レフαです。