時事問題=飲酒について

ここのところ飲酒運転の報道が多い。先だっての市職員の飲酒運転による幼子2人の死亡事故を受けて警察の取締りが連日行われているが、驚いたことに飲酒しての運転はなくなっていない。テレビ局のレポーターが酒場から出てきて車を運転をしようとするドライバーに「お酒飲んでますよね。運転しちゃいけないんじゃないですか」とマイクを向けると「このくらいだったら出ないよ」と返答していた。それに対して「でもお酒飲んでるんですから運転はしないほうがいいですよ」とレポーター。「絶対出ないから。出なかったらあんたどうする?」この2人のやり取りには決定的なズレがある。レポーターの言い分を言い換えると「悪いことをしてはいけません」になる。片や飲酒ドライバーは「見つからなければいい」である。2人は倫理観、常識、善悪などがまったく違うのだ。挙句の果ては見つからなかった場合、あなたは俺にどんな保証をしてくれるのだ、と詰め寄る始末である。嘆かわしいというほかない。1年半前に女性のスカートの中を手鏡で盗み見た容疑でU教授が逮捕された。1審の判決は有罪であったがUは「法廷の正義が信じられない」との理由から控訴を見送った。そして今回、電車内で痴漢行為を働いた容疑で逮捕。調べに対して「酒を飲んでいて覚えていない」と供述しているそうである。彼のした行為は彼が責任を取るしかないのである。酒に責任を取れといっても無理な話である。悪いのが酒ならば、悪いと知って酒を飲んだ本人が一番悪いのである。
前回の事件後彼は在職していた大学を解雇された。その後どういう経緯かは知らないが名古屋商科大学客員教授として採用された。女生徒もいる大学に性的な事件を起こした人間を教授として向かい入れた大学はどういう見識なのだろう。人様の子供を
預かる学校にわざわざ狼を入れると決断するには誰の、どのような力が働いたのだろうか?余談ではあるが、性的な嫌がらせを
セクシャル・ハラスメントというが会社などの組織内において権力をもって自分より弱い立場にある人にするいやがらせをパワー・ハラスメントというそうである。