学校の図書室

本が好きでこのブログでも時々自分で読んだ本の紹介をしている。昔から本を図書館などから借りて読むという習慣が無く、気になったものは買ってしまう。読み終わった本は古本屋には売らず蔵書となる。何故だか本を売ることに抵抗があるからだ。だから増えるばかりで減ることはない。何時の日か自分が死んだら卒業した中学校へでも寄付してもらおうと考えていた。そんなことを近所の古本屋さんに話したところ学校内の図書室の現状を聞かせてくれた。貸出実績の少ない本は古本屋さんが引き取るらしい。勿論学校からの依頼である。学校の図書室の本も税金で購入されている。どういう選定基準で本を購入しているのかは分らないが、借りて読む生徒がつかない本があるということは税金を無駄にしてしまったことになるのだろうか?確かに読まれない本は本としての機能は果たしていない。だがよく読まれるからといって必ずしも良書ではないし、良書でないものを多くの生徒が読んでくれたとしても税金が上手に使われたとは言えないだろう。では実際問題図書室にはどういう本を置けばいいのか、と言われると僕にも答えられないのだが・・・。 本は人間の寿命よりも長い時間存在し続けることが出来る。インディアン・ペーパーと呼ばれる紙は100年持つらしい。どのくらいの時間で読まれない本が図書室から姿を消していくのか知らないが、どうか長い目で見てやってほしい。対費用効果などという短い物差しで計ってしまっては本に気の毒な気がする。