名前


仕事場近くの駐車場でよく見る猫。見かけるのはいつもこの近辺。飼い猫なのか野良なのか。オスなのかメスなのか。名前もあるのかないのか。まるっきり分からない。。仕方ないので見かけると「ねこ」と声をかける。だから僕の中ではこの子は「ねこ」という名前だ。名前をつけるということは関係を作ることだ。それも良好な関係だ。今のところ「ねこ」と呼んでも反応はない。猫流の返事、例えば面倒くさそうに少し顔を声の方に向けるとか、尻尾を小さく動かすとかさえない。まだ僕との関係はそれほどフレンドリーではないみたいだ。