空気感と時間の流れ



なんの変哲もない住宅の一部を切り取ってみた。場所は川越。昔の町並みが続く表通りから一歩裏道に入ると普通の建物が並ぶ。この写真のなにが面白いのかと聞かれれば返答に困る。写真を撮る者にも個人の好みはあるし、モノの見方、感じ方はそれぞれ違う。僕は何故だかこういった人工的でそこそこの時間を過ごしてきたモノに惹かれてしまう。カール・ツァイスのレンズはその場の空気感まで写すと言われる。技術のない人間がこんなことを言うのはチャンチャラ可笑しいのだが、僕の写真から空気感と流れている(流れた)時間が感じられるといいのだが。とりあえずレンズはカール・ツァイスを使用しているのだが・・・。