門外漢の戯言として


理科系まったくお手上げの門外漢の言う事なのでどうぞ目くじらを立てないで読んで頂きたい。これは僕の個人的な感想、感じ方なのだが、昔のLPレコードと今のCDとではどうもLPレコードの方がいい音がしていたような気がする。確かにCDからはノイズが聞こえてこない。LPからはレコード盤に針を載せる時に音楽以外の音が発生するし演奏中も音楽以外の何かがあるように聞こえる気がする。何度も繰り返してレコードを聴けば盤は磨り減ってくるしノイズも増えてくる。だがそれでもレコードの方がいい音のように聞こえるのは何故だろう。事の真偽は分らないがどうもCDの場合はある周波数から上の部分はカットされているという話を聞いたことがある。もしかするとその逆もあるかもしれない。つまりある周波数から下の部分もカットされているのかも知れないということだ。ではそのカットされている部分とは何なのか。おそらく人が感知出来ない高周波、低周波ということなのだろう。例えていうならばある音源(LPレコード)が30cmの定規の幅があるとする。0〜5cmまでは人が感知出来ない低周波、25〜30cmまでがやはり感知できない高周波。その間の部分が感知出来る部分。この音源を元にCD化すると0〜5と25〜30の部分はカットされてしまうということになる。CDの音楽には奥行感がないように感じるのはこのためではないだろうか。僕の耳の性能はこの際棚上げして喋らせて頂くとCDでオーケストラを聴いてもどの楽器(音)がどの方向から聞こえてくるのか分らない。沢山の音が洪水のように一度に流れ込んできている感を拭えない。やたらと狭い空間で演奏されていてその中で聴いているような感じと言うことも出来る。立ち上るような音も低い天井に阻まれてしまうような閉塞感。ではこれを解決するにはどうしたらいいのか。CDでカットされてしまっている部分をカットしなければいいことになる。そんなことをしたらCDに収まらないというならばCDを大きくしたらいいのではないか。大きくなればそれだけ容量も増えるので何とかなると考えるのは素人考えか?これほどまでにCDが世に認知されているのですぐにどうこうとは言わない。昔あったオープン・リール・デッキのような存在としてあったら面白いのだが。