テロップ

僕はテレビよりもラジオの方が好きである。番組はFMよりもAMの方が好きで車の運転中や何かしらの作業をしながらラジオを流しっぱなしにしている。ラジオはテレビと違ってこの”ながら”が出来るのがいい。昔はFMも聴いたのだがいつからかFMがイヤになった。理由はDJ?パーソナリティ?が喋りすぎるのが鼻につくからだ。僕がFMを聴いていた頃はDJが喋るのは番組の初めと終わりくらいで後は音楽をひたすら流していた。それがいつの間にか下手なおしゃべりをするDJが台頭してきた。多分エアチェックという言葉が使われなくなった頃と一緒の頃だと思う。私感ではあるが、AMのDJとFMのDJのおしゃべりのレベルはかなりの開きがあると思う。AMでも若手のアイドル等が番組を受け持っているようなものは別だが・・・。 テレビを見ていて最近鼻に付くのはテロップである。誰かが言ったことをそのままテロップにして流す。日本人が日本語で喋ったことをわざわざ文字で流す必要がどこにあるのだろうか?喋った言葉と内容が不一致ならばテロップで補足する必要もあるだろう。例えば政治家の先送り=後回し、善処する=何もしないなどなど。今は亡き米原万里さんはロシア語の同時通訳の第一人者だった。彼女がもし今生きていてくれれば是非とも与野党の政治家センセーの発言を僕達に分りやすいように同時通訳してもらいたい。勿論彼女一流のユーモアとウィットに富んだ通訳で。