スナップ『夜』・読書感想文


画像は昨夜の国分寺駅北口のスナップ。時間は10時半近く。客待ちの空車が並ぶタクシー乗り場。終電まではまだ時間があるので動きはよくない。運転手達が車から出て談笑する光景も見かける。以前にも国分寺のことはブログに書いたが、やはり再開発の遅れている北口はエネルギッシュだ。酒の匂いをさせる人、幸せそうな顔をした女性、疲れきった様子のサラリーマン、怒っている様に見える若者の後姿・・・。色んな人がごっちゃになって僕の前を通り過ぎる。どこにでもある風景なのかもしれないが、新宿や渋谷では僕には広すぎる。国分寺くらいのこじんまりとした盛り場が丁度いい。★「自由に使える読書感想文」というものがある。本当にそんなものがあるのかどうか検索してみると確かにある。そこの管理人曰く「読書感想文の書き方なんて学校で習ってないもの書けるはずない。だからここにある感想文をコピペして使って下さい」といった趣旨のようだ。読書感想文の書き方を習っているかいないか?僕のあいまいな記憶でも習った覚えがない。第一書き方というものが存在するとは思えない。強いて挙げれば読んだ本の題名くらいは感想文の中なり、題に明示するべきことくらいではないのか。あとは文章の作法通りに思ったことを書けばいいだけの話だ。小説の作者は自らの主張を物語を通して読者に提供している訳だから読者によって作者の考えがバラバラだったり、作者の意図するところと正反対の読み方をされてしまうということは基本的にはあり得ない。あるとすれば読み手又は読み方にかなりの問題があるか、作者の表現が技術的に未熟であるかだろう。畢竟感想文には感動した部分が重なるのは仕方がない。だが、感想文を書く行為の意味は読み手の感動した部分を知るためにはなく、感動した気持ちを自分の文章にするのかではないのか?そう考えればマニュアルとなる書き方などあろう筈がなく、教えてもらってないから出来ないなどという愚にもつかない言い訳も通用しない。習っていないものを課題にする学校に対する反抗らしいが、彼の管理人は国語というものについてまるで理解していないのではないだろうか?そして彼がこの「自由に使える〜」を提供することによって丸写しした生徒がどんな利益を受けることが出来るのか是非聞いてみたい。